深夜執筆中 〜 Writing in the night 〜

プロジェクトM改め
青春18切符で巡る!日本一周の旅

□ 4日目(函館〜新潟)
■ さらば涼しい北海道
■ 暑い本州よ久しぶり
■ 馬鹿が東北地方を駆け巡る
■ あとはただ流されていくのみ

■ さらば涼しい北海道

朝、といっても午前5時前とかだけど、C君(仮名)と別れて一路函館駅を目指す。徒歩で。
昨日までは市電やバスを使って移動した距離を、今度は徒歩オンリーで、しかも重たい荷物を背負って移動するもんだから、リアルに死ねる。朝ということで特に涼しいのだが、やがて太陽が出てきて俺の体力を容赦なく奪っていくのだった。もうやめて!私のライフポイントはもう(以下略
北海道を去る前に、まずは1枚。



昨日言ってたラッキーピエロですねー。函館のご当地バーガーということで、みなさんも函館にお越しの際にはぜひとも召し上がってみてはいかがでしょうか。赤レンガ倉庫群らへんにあるんじゃない?(適当
結局、函館駅まで歩いて1時間20分かかりました。どんだけー。
朝早いからバスも市電も動いてないんだよ!
函館駅に着くと、体がでかくて着物を着てて「まげ」がある人たちがたくさんいました。
この人たちって・・・・・そう、お相撲さんですね。例の「地方巡業」って奴だろう。朝青龍がボイコットしたアレね。
でも、俺たちが知っているような力士はいませんでした。そりゃあ、朝から琴欧州が函館駅に出現したらパニックですよ。きっと、有名力士の方々は別の方法で来ているんでしょう。
それにしても、力士が着物を着て「まげ」をつけたままケータイで話すというのは、なんとも滑稽なものでした。
江差行きの電車に乗り込む。
おっとここでも1枚。



北海道限定の飲み物だそうです。やっぱり、限定ものには弱いですよねー。(誰
ちょっとだけ遠近感が出ています。最近のカメラってすごい。
木古内で電車を降り、近くにあった郵便局に進入してお金を下ろした。
今日はもう新潟までず〜っと電車に乗っているわけだから、あんまりお金を下ろす暇がないんだよね。
たぶん、長野に着くまで下ろす暇がないと思う。
ん?青森駅周辺の郵便局?探すのめんどい・・・・(←クズ)
とりあえず、木古内駅はこんな感じですよっと。
来るときは函館行きの電車がもうすでに来ていたし、そもそも暗かったから写真を取る暇がなかったのだよ!



写真を撮ったり郵便局で金を下ろしていたりしても、時間は余る。
なんたって、次の特急列車まで1時間半あるからな!

ようやく来た特急列車の自由席に乗り(普通に座れました)、青函トンネルを潜り抜けて本州に帰還!
行くときにもお世話になった蟹田で電車を降りる。


■ 暑い本州よ久しぶり

やぁ本州、久しぶり(何)
再び青森行きの電車が来るまで1時間20分待つ。いやいや、どんだけ待てば気が済むんだよ・・・・。
暇だったので、まぁやることと言ったら写真撮影ぐらいかな?
ってことで1枚。



蟹田って風邪の町らしいですよ。
・・・・じゃねぇ、風の町ですよ。どんだけウイルス蔓延してる町なんだよw
確かに、夏だけど日中でも日陰では風が心地よく感じる。
やっぱり北はいいわー。
北といっても、半島の北のほうをさすんじゃないよ?
「いや蟹田は津軽半島の『北のほう』じゃん」とか言わないこと。

さて、そんな半島談義はここまでにしておいて、ようやくやってきた青森行きの電車に乗り込む。
やってきた電車っていうのは青森からやってきた電車で、ここ蟹田で折り返して再び青森に帰っていく。
電車の中からは青森からやってきた人がたくさん降りていくわけ。そして、こんな季節に蟹田で降りる連中っていうのは青春18切符で特急列車に乗って青函トンネルを抜けて北海道に行こう!という俺みたいな野望を持った連中であるに違いない。そう、蟹田から木古内の間は特急列車しかないから、特別に普通乗車券(青春18切符含む)で特急の自由席に座れるんだね!!・・・・って前にも書いたよね!!
で、何が腹立つかというと、青森からやってきたこの連中は時間的に特急列車がすぐ来るからあんまり待たなくて済むのである。あのさ、俺が行くときは何時間待ったと思っているわけ!?・・・・何時間待ったっけ?(待て
あっ、1時間ですね!(←慌てて前の日のページを見た奴 
ったく、これだからゆとりは・・・・(どっちだ
ちなみに、青森からやってきた電車は比較的新しい車両でした。
俺が乗ってきたのは確かオンボロで車両だったはずなのに・・・・


青森に着きました。
よっ、久しぶり!(誰
次の列車まで結構時間があったので、「飯食おうかな」ということで青森の街をさまよってみる。
軽く青森市内の様子をカメラに収めてみました。
デジカメで撮ってたらいくら青森でも変質者扱いされる可能性があったので、ケータイで即座にパシャリ。・・・あ、いやどちらにせよ怪しいか。



駅前の商店街をブラブラしていると、某ファーストフード店を見つけた。俺がバイトしていて、なおかつ最近価格改定があったところだ。
「そういえば、価格改定があったはずだから・・・・よしっ価格調査だ☆」
あぁ、せっかく青森まで来て某ファーストフード店かよ・・・。

価格調査の結果としては、

変わっていない。

ということです。
つまり、都会では値段が上がったけど、少なくともこのお店では値段が据え置き、ということみたいです。
ただまぁ、「まだ変わっていない」だけなのかもしれませんけどね。

コンビニで買い物をして、電車に乗り込む。
ほら、あとは新潟までずっと改札を出ずに直行だからさ、飯は今のウチに買っておかなくちゃいけないんだよ。
あとは怒涛の勢いで南下していくのみ。最速ルートで下っていくわけです。


■ 馬鹿が東北地方を駆け巡る

最初に乗った秋田行きの電車の中に、「青森〜蟹田〜木古内〜函館」とずっと同じ行程を辿っていた奴がいた。しかも、隣に。
このぶんだと、今日は新潟までず〜っと一緒かもな・・・・そんなことを考える昼下がり。午睡のターンw
北へ向かうときも考えていたけど、青森っていうのはやっぱり喋りに独特のナマリがある人が多いね。
大学の同じクラスに青森出身の人がいるけど、やっぱり独特の語調があるって感じ。

大館駅に着いた。
あの忠犬ハチ公が置いてあった駅ね。
で、そこでたくさん人が乗り込んでくる。
だーっ、こんな狭い電車にたくさん乗り込んでくるなぁ!

ずっと一緒の行程を辿る隣の人、居眠りをしてて右や左の人にかなり寄りかかりそうになる。いやあの、右の人って俺のことなんですけどね。
隣の人がそんな彼を避けると、彼は普通に座ったままリンボーダンスみたいな勢いで上体を傾けるんですわ。
周りの人がくすくす笑うのもお構いなし、彼はずーっと右へ左へ横リンボーダンスを繰り広げるのでした。
ちなみに、そんな彼の手にはビールの空き缶が入った袋が。
電車の中で眠れないときに「泥酔すれば寝れるんじゃねぇ?」などというアル中よろしくな考えが俺の頭ん中に前々から浮かんでいたんだけど、これを見てやめようって思った。体を大きく使った忠告ありがとう、お兄さん!

寝てたらいつの間にか秋田に着いていた。
電車を降りて、次に乗るのは・・・・あれ?どの列車?
ということで、今回の旅の中でもトップクラスの危機に陥ったたっちゃんなのでした。
「これかなぁ」と思って電車に乗り込んだんだけど、やっぱり不安になって降りる。すると、その電車はすぐ発車していった。
事前に調べておいた時刻と比べると・・・・違う!!あぶねぇ、これに乗ってたら終了するところだった!
さらに電車を探す。計画の上では乗り換え時間があまりなかったので、急がなくては!!
次に入った電車。もうすぐ発車しそう。これで正しいのか?とりあえず車掌さんに聞いてみる。「この電車って酒田に行きますかね?」
答えは「ノー」。これも違うんかい!!
ってか、この電車も違うし。あれ?俺、ひょっとして計画の段階で時間ミスってメモってたのかも・・・・?
もしかしたら、俺が乗るべき電車はもう発車してしまっているのかもしれない。
秋田以南で駅前にネットカフェがあるような都市っていうのはもう新潟ぐらいしかない。
今日中に新潟に着けないとなると、今日は秋田で夜を明かすのか!?
すごくテンパってました。
2回目に乗った電車で車掌さんに「酒田行きの電車って何番乗り場ですか?」と聞いた俺。
軽く嫌な顔されたけど、それでもちゃんと教えてくれました。
そして、三度目の正直!!と言わんばかりに乗り込んだ電車は、俺が事前に調べておいた時刻に発車する電車だった。つまり、この電車なのか・・・?
とか考えているとドアが閉まり、発車していく。
車内放送で、「坂田行きです」・・・といったことを聞いたので一安心。
寿命が0.7年ぐらい縮んだ。


■ あとはただ流されていくのみ

あとは、ずっと電車に乗っていくだけ。
途中、酒田ってところで乗り換えた。



暗くて街の様子が見えなかった。
暗いってことはあんまり栄えてないのかな?よくわかんない。
0番線っていうホームが印象的でした。
電車の中の向かいに座ってた仕事帰りのサラリーマンらしきオッサンが、ビールを飲んで寝てた。
なんだ?最近電車の中で酒飲むのが流行ってんのか?

村上駅でも乗り換える。
やはり暗いという印象しかない。
電車の中はこれでもか、ってぐらいガラガラ。
ガラナじゃねーよ。
シルフスコープ使わなきゃ見えないオバケでもねーよ。



新潟駅にようやく着いたー!!
結局、青森発秋田行きの電車で一緒だった(感動の再会を果たした?)彼と最後まで一緒でした。
新潟駅には「ムーンライトえちご」がやって来てたので、彼はそのままそれに乗ったのかもしれません。
ま、それはさておき・・・・
晩飯として、駅の近所の怪しいお店が立ち並ぶ通りにひっそりと佇む松屋で食う。
しかし、この新潟ってところは暑いねホントに。
函館のあの夜の涼しさが懐かしい。
ネカフェへ向かって歩いているとき、暑くて汗だくで死ぬかと思った。
しかも、ネットカフェが新潟駅の南徒歩30分のところにあるってどうよ。
俺を殺す気ですか?


移動距離:JR津軽海峡線156km+JR奥羽本線185.8km+JR羽越本線245.7km+JR白新線27.3km=614.8km
宿泊場所:ゆう遊空間新潟弁天橋店