深夜執筆中 〜 Writing in the night 〜

プロジェクトM改め
青春18切符で巡る!日本一周の旅

□ 5日目(新潟〜長野)
■ それは仮初の姿
■ とりあえず寝るだけ?
■ 盆地を舐めてました
■ やさしさってこんなに温かいものだっけ?

■ それは仮初の姿

新潟を午前6時前に出発とか、軽く拷問に近いものがありますよね。
昨日も通ったあの道を、ひたすら歩いて駅を目指す。
まだ太陽もほとんど顔出してないってのに、もう汗かくとかどんだけやねん。
苦労の末たどり着いた新潟駅前で記念撮影。オッサンが写ってるけど気にしない。



早朝の新潟駅構内。午前5時50分ごろ。



始発が5時01分で次が5時57分なんだけど、さすがに5時01分の始発に乗るのは体力的にきつかった。
ってか、結局俺は深夜および早朝の新潟駅の姿しか見てないわけで。なにかちょっぴり残念な気持ちになってしまったのでした。


■ とりあえず寝るだけ?

新潟を出て、柏崎を目指す。
全力で寝ていた。電車内でこんなに気持ちよく眠れるとは思わなかった。
人がほとんどいなくて、朝日が差し込んできて、ほどよく揺れる車内・・・・・いい条件がすべて揃っていた。
寝てたはずなのによく吉田駅で乗り換えることが出来たよな、とか思っちゃう。
吉田で柏崎行きの電車に乗り換え、さらに2時間爆睡。
いつの間にか柏崎に着いていた。

柏崎といえば、7月に起きた新潟県中越沖地震の被災地である。
今もリアルに復旧作業が行われているところだし、駅前の道もまだ崩れたまんまだったりする。
歩いていく俺の横で、町の人たちが復旧作業をしている・・・・・
そんな人たちを横目に、駅からまっすぐ歩いたところにあるイトーヨーカドーに突っ込む俺。俺、早く死んだほうがイイネ!!
ヨーカドーの地下の食料品売り場では、「今から海行くんですか?」みたいな連中が酒を買い込んでいた。暑い夏、海で飲む酒というものは果たしておいしいのだろうか。最近海行ってないからわっかんねーや。



食料(朝飯だけどな!)も買い込み、記念撮影もしてさぁ出発だ!と思っていると、どうやら地震の影響で柏崎〜柿崎間の電車が動いておらず、代替輸送のバスでのみしか移動できないのだった。
柏崎駅で無料配布されているビラを見る。あれ?なんか紛らわしいものが2つほど・・・・
わかった。ここは柏崎駅で、俺が目指しているのは柿崎駅。2つとも「木へんの漢字」+「崎」って形で構成されているから、パッと見じゃ区別がつきませんでした。・・・俺だけ?
柏崎駅のクーラーの効いた涼しい休憩室で優雅にテレビを見ながらバスを待つ。なんて奴だ。

というわけでバスに乗り、再び寝る。これもよく眠れた。起きたらいつの間にか柿崎だし。
バスは主に柏崎〜柿崎間の駅前に止まり、乗客を乗せたり降ろしたりしていた。電車は駅と駅とを結ぶものであり、それの代替輸送な訳だから、バスのこういった走り方も納得できる。



柿崎駅っていうのは海沿いに立地している。
この写真の向こうには日本海が広がっている・・・はずである。(何


■ 盆地を舐めてました

柿崎から直江津まで日本海の美しい景色を楽しみながら行ったあと、いよいよ信越本線へ。
一路、長野を目指す。
「え?北陸本線で富山とか金沢行くんじゃないの?」ノーノー。今日はお友達の実家に泊めてもらうのです!うん、何という図々しさ。ま、いいや。
お盆が近いせいか、長野へ向かう電車の中は家族連れで結構混んでいた。

長野にたどり着き、休憩。
休憩とか言ってる割には長野の街の中をさまよっていたんだけどね。
しかし、フラフラとさまようにはあまりに高すぎる気温。なんだよ38℃って。
日なたに出るだけで軽く死にそうになるんですけど、これってヤバくね?
この写真を撮るのにも一苦労。なんかもう暑いってレベルじゃありませんでした。



長野の街をさまよう。
本屋さんでパズルの本を2冊ほど買ってみる。この2つでがんばって電車内で暇つぶしをしよう。
デパート的な何かがあったので進入し、上のほうの100円均一のお店を覗く。
ケータイにつけていたスライムの人形が外れちゃって、その代用品としてストラップの紐的な何かを探しに来たのです。
でも、なかなか都合よくストラップの紐的な何かって見つかんないんだよね。
結局、探すのを諦めてとっとと昼飯を食う俺。
ちなみにお店は「大阪王将」ってトコ。普通の「餃子の王将」とどう違うの?
さて、そこで飯を食っているとある重大なものが無くなっていることに気付きました。
それが何であるかはあえてここでは公表しませんけど(ちょwww
ちなみに青春18切符をなくしたりはしていません。
カバンの中を探す。
ない?ないないない・・・・ないんだったいいや、仕方ねーよ。
諦めるの早すぎです。

飯を食ったあと、諦め切れなかった俺はさっきのデパートに戻って探してみたけど、やっぱりありませんでした。
「ま、いいかー・・・・すぐに必要になるものじゃないし・・・」と達観した表情で長野駅の改札を潜り抜け、篠ノ井方面の電車を待つことに。
カバンの中を適当にゴソゴソしてみると・・・・あっ。普通にあった。
どう見てもこれは盛大な自作自演です本当にありがとうござ・・・・って本当になくしたと思って焦ってたんだぜ!

いろんな意味で長野を堪能したあとは甲府方面へ。
姨捨駅からの風景を撮ってみました。
特急の待ち合わせで電車が止まって、みんなが外に出て景色を撮るもんだから俺も釣られちゃったんだよ!



すごく・・・・景色が綺麗です・・・・(やめれ)
ってか、めっちゃ高いところにいるのな。
さすが長野、山ばっか(笑)


■ やさしさってこんなに温かいものだっけ?

松本に着き、そのまま塩尻方面の電車に乗り込む。
やってきた電車に速攻で乗り込んで席に座っていたわけだが・・・・・
ぎゃああ、きっと松本でお買い物を楽しんだであろうたくさん人たちが乗ってくるぅぅ!!
ひいいぃぃ・・・・・

というわけで、俺は篠ノ井線の某駅で下車し、改札を出る。
今日の宿泊地はここ・・・・?駅の周りはあんまり栄えてないし、泊まるにしても時間的に早いような・・・・
そう、今日はここに泊まるのです。そして宿を提供してくれるのが・・・・

大学のお友達であり、バイト先での上司(笑)でもある“彼”。
もっと言えば、ウチのサイトの日記部分の副管理人だったりするんだけどまぁそのへんは置いといて。

簡単に言うと、大学の友達の実家に泊めてもらえることになったのです。
しかも8月14日という時期に。盆に遊びに来るとか、馬鹿もいいところですね。

車で迎えに来てもらって、友人宅(実家)に直行。

「おじゃましま〜す」

すごく広いおうちでした。
「今日お前が寝るのはこの部屋ね」と、玄関入ってすぐの和室に案内される。
それから・・・・
洗濯をさせてもらい・・・・
風呂に入れてもらい・・・・
飯をご馳走になり・・・・
ネットも利用させてもらい・・・・
と、なんだか至れり尽くせりのサービスを受けることになってしまいました。
風呂なんか一番風呂だぜ。俺みたいな長旅で体が腐っているようなゴミクズは常識的に考えて一番最後に風呂に入るべきだと思ったんだけど・・・・
あ、自重しなかった俺が悪かったのか。
「いや、それは悪いですよ・・・・」とか言って断らなかった俺が悪いんですね。反省。
その日は火曜日だったので、寝る前にちゃんとぷっすまも見ちゃうし。

ホントに言葉では言い表せないほどいろいろしてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです。友人およびその家族の皆さんにここでお礼を申し上げたいです。
人の優しさに触れつつ、長野での夜を過ごすたっちゃんなのでした。


移動距離:JR越後線83.8km+JR信越本線120.6km+JR篠ノ井線59.9km=264.3km
宿泊場所:友達の実家@長野