深夜執筆中 〜 Writing in the night 〜

プロジェクトM改め
青春18切符で巡る!日本一周の旅

□ 9日目(尾道〜鹿児島)
■ 平和な時代を象徴するもの
■ どんな怒りもSLには敵わない
■ 九州上陸 〜これで何回目だろう編〜
■ 鹿児島で迎えた最大のピンチ!?


■ 平和な時代を象徴するもの

朝日がまぶしいですね!





というわけでコンビニで朝飯を購入し、朝の5:55発の通勤快速岩国行きに乗ってまずは広島で降りる。



この時点で7時半とかでした。土曜日の朝ということで、広島駅の構内は朝早くから遊びに行くような人たちでごった返していました。
そんな中、Tシャツ姿でカバンを持ったみすぼらしい格好で駅前の日陰に身を寄せている俺。
行き交う人々の中、鳩が道に落ちてるウエハースに群がっていた。よくある光景だ。





平和の象徴である鳩がウエハースに群がるとは・・・こんなんでいいのかね?
そして、そんなハトたちに向かってホウキで威嚇をする、路面電車の関係者と思しき人。
なんか平和だなぁ・・・・と思っていたら、これが「平和の象徴」である所以だったのか!ってことに気付きました。



■ どんな怒りもSLには敵わない

鳩を見てぼんやりしたあと、岩国行きの電車に乗る。
そして、1時間もしないうちに岩国に着く。寝るヒマもないっつーの。
いつの間にか山口県ですね!



岩国から新山口行きの電車に乗ったわけだが、岩田駅のあたりでオバサン2人組が乗ってきました。
正直な話、視界に入ると目の保養どころか失明すら招く恐れがあったので、寝ることにしました。
しかし・・・・どうしてもそのオバサン2人の会話が聞こえてくるのです。

「最近の若い人はダメよね」
「ほら、あそこのドア(電車の連結部分のドア)も開きっ放し」
「若い人は開けたものを閉めることもできないのかねぇ?」

あ、あの・・・・勝手に若者のせいにされちゃったんですけど・・・・。
あそこの連結部分のドアとかお前らが乗ってきたときから開いてましたから!
しかも連結部分のドアなにぇ電車の揺れによって勝手に開くことだってありますから!
おまけに自分たちの太陽が照ってきたからなのか、わざわざ俺の隣に座ってきました。
そしてそこで、寝ている(正確には寝れないんですけど)俺なんかお構いなしに大声で会話を続けるのです。ブラインド降ろせば済む話だろうがーっ!
そんな迷惑千万なオバちゃん2人組も、下松駅で降りて行きました。ざまぁwwww(何

気が付くと、新山口駅に着いていました。
ここからは下関行きの電車に乗ることになります。
乗り換えのときって、次の電車がもう来ているときは基本的に寄り道などせずにとっとと電車に乗っていい席を確保したりしています。
今日も即効で電車から降り、下関行きの電車に乗って出発を待っていました。
しかし、窓の外をふと見てみると・・・・





俗に言うSLじゃないッスか!SMじゃないよ!(黙っていて下さい)
というわけで荷物放置して電車から降りて遠慮がちにパシャパシャと。
写真には蒸気機関車の近くまで行って撮っている人たちもいたけど、そこまで行くと気持ち悪いヲタみたいなので止めておいた。
写真も撮ったし、満足満足!と思って電車に戻ろうと思ったら、いきなり

「ぷおーん」

という物凄い汽笛が鳴って死にそうになった。
いや、すぐそばでそんなでかい音立てないでくださいよ!
呆然としている俺を放置して、SLやまぐち号は走っていきましたとさ・・・。



■ 九州上陸 〜これで何回目だろう編〜

その1時間後には下関にいました。九州への玄関口です。
とりあえず駅舎を激写。誰が上手いことを言えと(ry



下関駅といえば青い三角屋根の駅舎で有名だったわけですが、それが2006年1月の放火によって燃えちゃったみたいです。それでこんな微妙な駅になっているんですね。


さて、いよいよ九州上陸である!!
・・・と、「いよいよ」あたりを強調した書き方をしてみたが、実際のところ九州には両手両足じゃ数え切れないほど行ったことがあるので、特になんとも思わない。あえて言うなら、北海道からず〜っと南下してきてついに九州にたどり着いた!みたいな達成感のほうが大きいのです。

関門トンネルを潜り抜けるとそこはもう九州です。
門司駅で快速鳥栖行きに乗り換え、一気に博多を目指した。



博多での目的はただ1つ。ラーメンを食うことである。というわけで今日の遅めの昼飯は博多ラーメンです。昔行ったことのあるラーメン屋を探したのだが、見つけられなかった。というわけで他の(美味そうな)ラーメン屋に突入。やっぱり豚骨ラーメンはいいわー。今度本格的にラーメンたくさん食いに行こうかなぁ。朝ラーメン昼ラーメン夜ラーメン、みたいな。
お土産もたくさん買いましたとさ。明太子とか生モノも多かったので、全部東京の自宅に配達してもらうことにした。配達料が高くて泣いた。そりゃあもう、ここって東京から1000kmも離れていますからね・・・。

博多を出発し、鳥栖で八代行きに乗り換えである。
熊本あたりでは、見たこともないような不思議なデザインの電車に乗った。ここで「何百系の車両が・・・・」とか言い出したらアウトなんだろうけど、とりあえず不思議な車両でしたよ、ってことで。
数メートル離れているのにも関わらず強烈なニオイを放ってくる巨漢がいた。ど、どうにかしてくれ!
八代駅周辺は例によって何もないところだったけど、駅前では人がたくさん集まっていて賑やかでした。何やってんだか・・・と思って覗き込んでみると、どうも24時間か27時間か知らないけどそんな感じのテレビの生中継中だったようですね!
俺はそれを放置して肥薩おれんじ鉄道に乗って川内に行くことにしました。
これはJRではありません。というわけで、青春18切符では乗れません。別途乗車券が必要になります。八代から川内で、2550円。た、たけぇー!!
高すぎるじゃねぇか、迂回ルートはなかったのかよ、といろいろと突っ込まれそうだが、何も言わないでください。(爆)一応「肥薩線」というローカルな路線があるのだが、ローカルすぎて終電がすごく早く、これでは本日中の鹿児島入りは無理だと考え、仕方なくこのおれんじ鉄道を使うことにしたのである。
くそ――っ!第三セクターなんて嫌いだ――っ!!

川内に着く頃には午後10時を回っていた。
ここからは再び鹿児島本線で鹿児島中央を目指すことになります。
電車の電光掲示板を見て軽く感激した。見てっ、鹿児島だよ!九州の南端だよっ!



ここで乗った電車も不思議な形をしておりました。
今回は写真を撮っておいた。ま、これも夜遅くということで人が少なかったから成せる技である。
もし熊本あたりで写真を撮っていたりしたら、間違いなく変質者ということでアウトですよ。





背もたれと頭もたれ(?)が気持ちいい。それに加えて心地よい電車の揺れ・・・・
この電車、寝過ごす人多いんじゃね?(笑)

鹿児島に近付くにつれて、外の明かりがどんどん増えてくる。都会が近付いてきている証拠です。
でも、電車に乗ってくる人はあまりいない。今の時間帯、登り電車に乗ってくる人なんてあまりいません。



■ 鹿児島で迎えた最大のピンチ!?

鹿児島中央駅で降りると、例によって浴衣姿の人や若者がたくさんいた。そっかー、鹿児島でも何か楽しいことやってたみたいですね!
というわけで今日の宿を探します。ケータイにメモしてある情報によると、「駅から北に700メートル」みたいな曖昧な情報しか載っておらず、暗い中自分の足で歩いて探すことになりました。悲しいのうwwww
財布の中を覗くと、残っているお金は2000円程度でした。コレって・・・運が悪かったらネットカフェに泊まれないぐらいのお金ですよね。というわけでATMを探しながら歩きました。こんな時間でもやっているATMなんてコンビニしかないので、コンビニを探しました。
コンビニはたくさんありましたよ。ローソンとファミマばっかりだけど。そして、入るコンビニ全てにATMがありませんでしたー!ガーン!
コンビニにATMがあっていつでもお金を下ろせる・・・・というのはどう考えても都会人の発想ですよね。
郵便局も開いているわけないし、ケータイの電池もそろそろ切れそう。お金が無けりゃネカフェに泊まれないし、ケータイの電池が切れればGPS機能でネカフェの位置を探すことができなくなる。
こ、これは絶体絶命のピンチ―――

とりあえず電池が切れる前にネカフェを発見して侵入しました。自遊空間です。
自遊空間に泊まるのは初めてなので会員証を作らなくちゃいけないのですが、どうやら今はキャンペーン中で会員証の発行手数料がタダらしい。
ナイトパックの料金を見ると、とりあえず俺の手持ちのお金で足りるということがわかった。よかったー。
というわけで今回の旅における最初のピンチはどうにか回避することに成功したのでした。
金がちょっとだけ余っていたのでカレーを食って寝ました。おやすみなさい!
明日は朝一で郵便局のATM探さなきゃな・・・・。


移動距離:JR山陽本線319.1km+JR鹿児島本線(門司〜八代間)232.3km+肥薩おれんじ鉄道線116.9km+JR鹿児島本線(川内〜鹿児島中央間)49.3km=717.6km
宿泊場所:自遊空間鹿児島天文館店